3/08/2015

サラの鍵



友人からクッキーをもらった。
友人からチョコレートをもらった。
友人からオリジナルラベルのワインをもらった。
友人たちから紡いだ言葉ももらった。
小さい頃は誕生日とはどこかワクワクするものであった。
両親から贈られた本を好きなだけ読んでいる日でもあった。
誕生日会を開いてもらうこともあったけど、
それよりもひとりで本を読んでいる時間の方が好きであった。
いつの日からか誕生日はワクワクするものでもなく、
ひとつの通過点となった。

けれども、最近はPCが友人の誕生日を数日前から教えてくれる。
私の誕生日も同じようにお知らせがいっているのだろう。

誕生日はお祝いされるという意味もあるかもしれない。
けれども、誕生日はその人を思い出す日でもである。
普段連絡をとったり会ったりする友人ではなくとも、
一年に一回だけ、その人を思い出す。
それが誕生日だと最近は思っているので、
小さい頃の誕生日とは違うワクワクがある。

小川糸の本を読んだ。
その中で紹介していた『サラの鍵』を観た。

ものすごい映画だった。
映画館で観なかったことが悔やまれる映画であった。
この映画は小さな映画館で観る映画館であったのだ。
エンドロールが終わってもなお、席をたつことができないような映画なのだ。

いつか、再上映をしてくれることを願うような映画であった。

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