7/18/2014

働くことの本来の意味とは。 はじめに


からくり箱  金沢にて。



高校生の時の漠然とした思いが今の私の仕事となった。
アルバイトで仕事の面白さを知り、頑張れば認められる事を知った。
5年間働いた職場では、店長代理まで任されることもあった。
それがどれくらいすごい事であるかは自分が働きだして知る。
あの時は、とにかく働けば働くだけお金をもらえることが嬉しかったし、卒業したら就職したらどうだい、と誘われることが、なんだか自分の存在を認めてくれているような気がして更に頑張ろうという気分になっていたと思う。

そんな私は、手に職をつけひとりでも生きていけるようになりたいと強く思うようになり高校卒業後は資格のための学校に通った。 特別その職業に思い入れなどはなかった。なんせ私は病気知らずの子供だったから。学校に通いだした時、皆がその職業に対する強い思いを語るのを前に、貴方はなぜとの問いに「ひとりでも生きていけるように。」と可愛げのない言葉を発していた記憶がある。

幼少期より衣食住に困ることなどなかったし、どちらかと言うとお金の心配などした事はなかったから自分の家はお金持ちであると思い込んでいた位である。だから、「ひとりでも生きていけるように。」というのは本当に漠然としと思いからである。

最近自分にあう仕事がみつからないという若い人の言葉をよく聞く。
就職しても、自分に合う仕事ではないと辞めてしまうという話も聞く。
その現状がどれほどのものかは知らないが、そもそも自分に合う仕事なんてそう簡単にみつかるものなのだろうか。 私は資格をとるための学校であったから、その3年間は合うか合わないかなどと考える暇もなくひたすら勉強をした。今思えば、今まで一番勉強をしたのではないかという程。そして、就職してからはもっと勉強をした。沢山の厳しい指導も受けたし、涙も相当流したし、辞めたいと毎日のように思っていたけど、それが仕事というものだと思っていたから、自分に合うとか合わないという思いはなかった。これが、お金をもらって働くことの厳しさであるのだと、そう思っていたのだ。






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