11/01/2011

スパイスの続きⅠ

                            デバネズミのbaby。

メヒコを旅して最初に友人になった彼女とはその後もずっと友人であり、
関東と関西の距離、スペインと東京の距離、それは大きな壁となることはなく、
年に一度必ず会っている。来年はメヒコかアルゼンチンに留学する彼女を元に逢いに行く。
その前に彼女が東京にきて、その後和歌山に逢いに行く。
今はお互いをいつも以上に必要としているのか、沢山の時間を共有することができる。
それは、私の生きる上でのスパイスとなる。


その彼女が先日「東京に行く」との題名のmailと供に東京に突然やってきた。
久々に会った彼女の開口一番は「解雇された!」であった。
彼女は私の知る限りの友人の中の誰よりも正義感が強い。それは外国での生活が
長いからとかそういうことではないように思う。それが彼女なのである。
彼女の問いに、私にもそういう時期があったと思い出す。
「なぜ、どんな側面からみても間違っていることを間違っていると言ってはいけないの?」
「なぜ、明らかに間違っていることを皆はわかっていて指摘しないの?」
そんな投げかけに、20代の頃の自分を見る。私達のような疑問は誰しもどこかで
感じている。けれども、それを言語化したり行動にうつしたりすることを皆はしない。
そこで、それを言語化して伝え、行動する人は煙たがられるのである。
そして、その時に使ったエネルギー以上の反撥が自分のもとにくるのである。
それに更に立ち向かう強さは持っていなかった私は、受け入れることにしたのである。
受け入れると理解するは別であると自分に言い聞かすことで。


彼女の大学時代の親友と3人でランチを供にした。そこで様々な話をした。
ドイツ人とユダヤ人について。ユダヤ人とパレスチナ人について。世の不条理について。
虐待について。精神病について。薬物依存症について。3人の知識と考えを総動員させ、
全力で話した。その時間はとても有意義な時間であり贅沢な時間であった。
時間はあっというまに4時間以上経過した。それでも誰もが話したりずにいた。
とりあえず次回12月に持ち越した。彼女の問いに答えに窮し、
そして確固たる返事をすることはできなかった。けれども、問題は共有した。
今後、長いことのテーマになるそれに対して、生きていく過程の
中で少しづつ答えをだしていこうと思う。

彼女は、日本で今後更に問題となっていく薬物依存に対しての研究をし、それを元に
働いていた。今回は解雇という形をとることとなったが、それが彼女の今後にどう影響
していくのかはわからない。けれども、彼女は優しくて弱いが、逆境を耐え抜く強さを
持っている。

だから大丈夫である。

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