4/02/2011

2009年 1月16日に私が思ったこと。



2009年 1月16日  私は谷川俊太郎の詩を読み、そしてそれに対する思いを綴っていた。
2009年 1月16日  私は誰を思いその詩を読み、それに対しての思いを綴ったのだろうか。
2009年 1月16日  その日の自分など思い出すことはできない。でも、今その時の自分の言葉を読んで、その時の自分の思いに今の自分の想いが重なると思った。人ってそんなに簡単に変化しないものなんだと、そう思ったらなんだか笑えた。

2011年 4月2日   私は谷川俊太郎の詩集を紐といた。なんとなしに。


「明日」

ひとつの小さな約束があるといい
明日に向かって
ノートの片隅に書きとめた時と所
そこで出会う古い友達の新しい表情

ひとつの予言があるといい
明日を信じてTVの画面に現れる雲の渦巻き
<曇のち晴れ>天気予報のつつましい口調

ひとつの小さな願いがあるといい
明日を想って
夜の間に支度する心のときめき
もう耳に聞く風のささやき川のせせらぎ

ひとつの小さな夢があるといい
明日のために
くらやみから湧いてくる
未知の力が
私達をまばゆい朝へと開いてくれる

だが明日は明日のままではいつまでもひとつの幻
明日は今日になってこそ生きることができる
ひとつの確かな今日があるといい
明日に向かって歩き慣れた細道が地平へと続き
この今日のうちにすでに明日はひそんでいる

谷川俊太郎

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