3/08/2011

存在。



偶然みつけたカップケーキ屋さん。
私の頼んだのはオレンジなんとか。
二人が頼んだのは、ショコラなんとか。

ほどよく甘く、バランスのいい味が心地よく胃に流れ込む。
そこには幸せの時間が流れている。
ただ、ただ、3人で黙々と食べているだけなのになぜか幸せなのである。

異国の地で食べたカップケーキは優しかった。
きっとみんなにとって優しかった。

失なったと思うから悲しいのだと。
もとから存在しなかったと思えばいいのだと。
そう言われても。

ずっと前にも。あの時にも。こないだも。
存在していた。私の前にいた。だからこんなにも悲しい。

もし、誰かが言うようにもとから存在していなかったのであれば。
こんなに美味しいカップケーキを食べていた人は誰なんだろう。

今、帰国して。
全部置いてきたはずなのに。
やっぱり悲しくて涙を流しているのは誰なんだろう。

本当にもとから存在していないのだとしたら。

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