10/14/2010

枕の下にいれたり、持ち歩いたり。

喋々喃々

小さい頃、誰に教わったかも忘れてしまったけど。もしかしたら、勝手な思い込みでそうしていたのかもしれないけれど。

小さい頃から本に囲まれて育った。両親が無類の本好きであったからだろう。贈り物といえば本であったし、眠る前は布団の中で本を一冊だけ読んでもらい眠につくのが習慣であった。そして私はその本が気に入ると枕の下にいれるのだ。

枕の下にいれると、夢の中でその物語にはいれると信じていたし現に夢にでてくることもあったように思う。

最近はそこまで思い入れの強い本に出会ってなかったのか、いつだって疲れて眠り、気付けば朝だったということがあまりにも多かったからか。久しく、枕の下に本をいれて眠っていなかった。

でも久々に出会ったのだ。それがこの本である。仕事場の図書コーナーに置いてあり、何気なく手にとった。その何気なく手に取った本の世界に激しくひきつけられ、一週間の間に何度も何度も読んだ。仕事の後疲れて電車に乗っても、この本を開けばなんとも優しい気持ちになることができる。

そこには私の理想の世界が・・・理想の生き方が・・・理想の人たちが・・・いるのである。

だから、私はハードカバーであろうが、その本を常にリュックにいれて持ち歩くし、枕の下にだって入れ続けるのだ。





カツラ美容室別室 この作品は糸さんの世界とは全く違う。理想の世界はなにひとつ描かれていない。言うなれば、現実の世界が描かれている。だから、私の心にズズンとくるのである。

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