9/06/2010

生きる意味を教えてください 田口ランディ

生きる意味を教えてください-命をめぐる対話
生きる意味を教えてください-命をめぐる対話

仕事場の近くに図書館を見つけた。平日は20:00までやっている。これからはここでのんびりとしてから帰宅しようと思う。今日はこの本をかりた。

41歳の3人の子供のお父さん。突然、家のソファで眠ったままこの世から去ってしまった。彼はひとりで逝ってしまったのだ。

40歳の彼女は2人の子供のお母さん。突然倒れてしまった。意識はある。でも動けない。時々笑う。でも大半は眠っている。時々頷く。でも大半は何も反応しない。

42歳の彼はひとり息子がいる。肺癌の末期。痩せ細った体で息子に笑いかけている。

病院にいると、嬉しい事実の何倍もの悲しさが襲ってくる。そして思う。健康の重みを・・・。人はそれを失わないと、その価値に気付かない。まさしく健康がそうだろう。

家をでるときぼんやりと思う時がある。今日も無事この部屋に帰ってくるのかなぁ、と。そう思うと、なんだか部屋をある程度片付けてから出掛けようと思う自分がいる。

誰しも、未来に生きている保証なんて持ち合わせていないのに、なぜだか死ぬわけがないと、病気になるわけがないと思い込んでいる。どこか、いつでも他人事なところがある。私にしたって、医療の世界にどっぷりと浸かっているにも拘わらず、そう思っているように思う。

結局いきつくのは、もっとちゃんと、もっと感謝して生きていかなくてはということ。

彼らが彼女らが、ものすごく欲して、欲している、「もっと生きたい」「健康になりたい」・・・・そういう計り知れない重みを考えて、この自分の健康がどれだけ価値のあるものであるかを体中で感じるべきなのだ。

0 件のコメント: