8/29/2010

抗うことなく?



このベンチで本を読みたいから・・・と言う理由でブエノスアイレスに行ってもいいのだろう。友人はお気に入りの自転車のベルが壊れてしまい同じものを買うためにパリに行った。失恋をした友人が心配になりオーストラリアに行ったこともある。彼と同じ空気を吸いたくて、同じスコールを感じたくてタイに行ったこともある。村上春樹があまりにも楽しそうにギリシャの島での生活を本にするからギリシャに行ったこともある。彼女に逢いたくなって和歌山に行ったり北海道に行ったり石川に行ったりしたこともあった。

いつだって私の行動に大きな意味などないようだ。人から見ると首をかしげたくなる行動は多々あるだろう。無駄の多い人生だと思われているかもしれない。私の長所であり短所なのだろうか?(そんなくくりはあまり気が乗らないけれど)頭に浮かんだことを考えるよりも先に行動にしてしまうことが往々にしてある。私の生き方はもしかしたらとっても危なっかしいものだったのかもしれない。最近そんな風によく思う。

年齢的なものに押しつぶされそうになっているわけではないと思いたい。自分の歳は結構気に入っている。否、愛着があるといってもいいかもしれない。そう思えるのは30代になって素敵な人達ってこんなにいたんだって嬉しくなるような出会いが多いからかもしれない。それでも、やっぱり心のどこかで少しづつ生きるエネルギーの放出やスピードを小さくしていきたいと思っている自分がいる。

なんだか落ち着きたいのだろう。そんな気がする。自分のことなのにどこかひとごとなのは、どこかでまだまだ突き進みたい自分がいるからなのかもしれない。でも違う気がする。否、わからない。

電車の画面を見ていると、某ビール会社のCMが流れてくる。リリーさんがしみじみと語る場面がある。
確か、こんな感じであった。

「歳をとりたくないし、若返りたいとも思わない。抗いたくないなぁ」
「今は、今まで引いていた弓を飛ばしている時間かなぁ。」

そう、流れるままにいきたいのかもしれない。何にも抗うことなく。

2 件のコメント:

tk-cafe さんのコメント...

>このベンチで本を読みたいから・・・と言う理由でブエノスアイレスに行ってもいいのだろう

なんかすげーわかりますよその気持ち。
俺は、ブエノスアイリス、と言う名前だけに惹きつけられて行こうかと計画してるくらいですからw

失恋は何歳になっても苦い味ですね。
ビールの苦味は大人になって美味しくなりましたが、失恋の苦さは昔と同じで苦いままです。。

amelie さんのコメント...

ブエノスアイレスはとてもお薦めです。私はメキシコで出会った人に強く勧められ、ペルーをやめていったのですが、その選択は間違っていなかったと思っています。

ブログの左にあるアメリのブログⅡあたりでアルゼンチンのことは書いていると思うのでお暇があればよんでみてください。

このベンチはYHの庭です。あまりYHに高いので泊まらないのですが、ブエノスのYHはお薦めですよ。

失恋は何度経験しても、ちっとも変わらないですね。いつでも同じところをグルグルと・・・(笑)