10/17/2009

ベトナム・タイ、ひとり旅 Ⅳ


私の旅がスムーズに行くことは今までもそしてこの先もないように思う。毎回のことだけに、最近はそれをアクシデントではなくハプニングと捉えている。

今回も成田出発ですでに3時間待たされた。そんなのは私の中では、忘れてしまう位の事実であった。やっぱり本当のハプニングはちゃんと用意されていたようだ。ホーチミン市内に渋々別れを告げ予定通り空港に到着したのに、早速カウンターで「3時間遅れているから。」と言われた。

市内にいる時にわかっていたならもう少し散歩をしていたのに・・・と思いながら、空港のベンチで突然降り出した雨を、彼らのように眺めることにした。彼らは、スコールに対して寛大である。毎回、集団でその雨を眺めている。そこに、鬱々とした空気は全くないのである。私もそのスコールに自然を感じ、時間の流れを感じた。

3時間遅れますと言われた、バンコク行きの飛行機に搭乗できたのは4時間後。そしてその飛行機は離陸15分で舞い戻ってきた。理由はわからない。ベトナム語なんてひとつもわからない。けれども、アナウンスはベトナム語のみである。舞い戻ってきてから4時間もの間、10Gと16Gを何度往復したことだろう。もう、このままバンコクには行かず日本に帰ろうかなぁと、日本行きの案内を眺めながら思ってしまうほど、疲れてしまった。 行けるのか行けないのか・・・それすらわからずにひとり待つのはなんとも苦痛の伴うものである。まぁ、何を考えても仕方ないので、とりあえず数独をしながらおとなしく待ってはいたが・・・。

待つこと合計8時間。やっと飛行機に再度搭乗し、バンコクに到着したのである。宿があるStまで行く市営Busのようなものを探し乗り込んだ。これでひと安心とバンコクを堪能しようとBusの窓際に座り外を眺めた。やっとバンコクに着いたのかと思うと嬉しくなる。自分だけのこの国に対する思いが感情の波となり私の体に押し寄せる。


あぁ・・・私、バンコクの空気を全身で浴びている。


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