7/22/2009

本当は。


虹を、夕日を、皆が立ち止まり眺めている。普段は誰も立ち止まることなどなく通り過ぎる駅。その駅で足を止めさせたのは、虹であり夕日であった。どの人の顔も表情豊かである。無論、怒っている人などひとりもいない。

本当は皆、こういうものを求めているのかもしれない。ただ、それに気づいていないだけ。本当は誰も、いそいでいないのかもしれない。ただ、周囲の空気に圧倒されているだけなのだ。本当はみんなが、人を求め、自然を求め、生きているのだろう。

そう、自然は・・・地球は、私たちを作り上げてくれた存在であるのだから。

夕日を見ると、あの人を思い出す。あの人を思い出すとまた思い出すことがある。記憶が連鎖する。そして、ちょっぴり寂しく、ちょっぴり温かい気持ちとなる。夕日は皆に、いろいろなものを呼び起こしてくれるのだろう。

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