7/14/2009

悩み。


鮮明に写すことができない。それは、今の私の心境を知ってのことなのか・・・。更新された保険証が送られてきた。新しい保険証の裏は臓器提供の意思カードとなっていた。

1・・・2・・・3・・・。医療従事者であったら悩むべきではないのかも知れない。でも悩んでしまう。結局結論はでず、何も書かずにお財布にしまった。

最近、肺癌で死んだ人のNEWSを見ながらあの人を思い出した。彼を思い出すのは久しぶりである。まだ私が新人だった頃、ある感染症から肝臓癌がみつかり入院してきた人がいた。彼は29歳、1ヵ月後に結婚を控えた人であった。余命は3ヶ月と言われていたが、3ヶ月も命は続かず入籍1週間で逝ってしまった。

あの当時の彼の年齢を超えたんだなぁって気づき、何か思うことがある。言葉では上手く説明できないけれど、思うことがある。

私が突如、命を落としたら、今私と供に生きている臓器や感覚器で誰かの命が助かるのかもしれないし、苦痛を緩和してあげることもできるかもしれないし、その周囲の人たちを笑顔にすることも可能かもしれない。

もし・・・という、仮定の話は苦手分野であるが、このカードの選択肢を繰り返し読んで頭を過ぎるのは、もし・・・しかない。

もう少し、ゆっくりと自分と対話をしてから決断を下そうとそう思った。それからでも遅くないと信じて。

0 件のコメント: