6/03/2009

悲しみ。

世の中には、表にでる悲しみと裏にある悲しみがあると思う。

飛行機が墜落した。200人以上の人を乗せたまま。そこにはどれほどの悲しみがあるのだろうか。自分という人間が生きてきた中でどれほどの人と出会い、そして今も尚自分と関係している人はどれくらいいるのだろうか。人はひとりでは生きられないという事実がある以上、飛行機の乗客、乗務員の数の何十倍、否それ以上かもしれない。そこには計り知れない悲しみが存在する。

仕事先で会った人は、とても元気がいい。こんなにもお話好きな人は珍しいと思うほど、絶え間なくお話をする人である。さすがの私も驚き、そしてちょっとくたびれてしまった。でも、4人の子供を持つ彼女から発せられるPOWERに元気をもらった気がした。2度目に彼女に会った時にこんな話をしてくれた。

「365日、休むことなく働いているの。今日もこの仕事が終わったら2時間後には次の仕事に行かなくてはいけないの。なんでこんなに働いているかというとね、4人の子供の中に障害児がいるのよ。その関係で、ある作業所を運営していたの。ある日ね、不幸があってお通夜にでたときに、少しの時間車に貴重品を置いておいたのよ。そしたら車上荒らしに遭遇してしまったの。」

彼女はその15分の間に何千万もの借金を背負うことになったんだとか。それからは、返済に負われて働きづめであるのだと・・・。

犯人は少年達であり、他にも被害者は沢山いたとのこと。現在は少年院に入っている、その少年達に手紙を書いたと、彼女は言う。

「貴方達は軽い気持ちで行ったのかもしれない。けれども、それによって人生を大きく狂わされた人がいることを考えてみてください。少年院を出てきたら、たったひとりでもいいから誰かに貴方がいてくれてよかったと感謝されるような生き方をしてくださいね。」

その話に耳を傾けながら、考えてみた。もし、自分が彼女の立場であったらどうなるのかを。果たして、私は自分の人生を狂わせた人達にそんな優しく強い言葉をかけることができるだろうか。そして、笑顔でPOWERみなぎる生き方をできるだろうか。

新聞を読みながらふっと思った。世の中には、NEWSにならない悲しみが喜び以上に溢れているのかもしれないと。そして、私はその中で生きているのだと。

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