5/06/2009

ある種の思い。


春樹の「国境の南、太陽の西」を読み返してみた。
「 人々の嗜好が少し変化し、経済の流れが少し変れば、今ここにある状況なんてあっという間に消えてしまう。 僕はそんな実例を幾つも見てきた。本当に簡単なものだよ。 かたちがあるものは、みんないつか消えてしまう。でもある種の思いというものはいつまでもあとに残る。 *** でもねハジメくん、残るだけ辛い思いというのもあるのよ。 そうは思わない?」

ある種の思い、きっといつまでも私の中に残るのだろう。そのままある種の思いとして残すべきかそれとも、自分の思う、信じる形に変えて残すべきか。それが、形を変えたことで無くなってしまうかもしれない危険性を含んでいたとしても。 その選択ができない。 この出来事が第三者からの相談であるとしたら、私はなんて答えるか考えてみた。でも、答えはひとつ。私はいつだって、貴方の好きにしたらいいのよ。そう答えるから。  以外にもこんな形で気づいた。 人は自由を与えられると、途端に不自由になる。  人間とは、自分のことだって人の責任にしたい何とも身勝手な生き物であると、そう気づいてしまったのである。

形に残そうとするから駄目なのかもしれない。これは夢であると思ったらどうだろうか。あっ、それっていわゆる現実逃避ということなのかもしれない。

ハジメくん、私はそう思うわ。

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