1/29/2009

KARAMAZOVI



久々に広尾で降りた。向かった先はチェコ大使館。チェコはプラハを旅したことがある。 近所に確か、ピノキオというゲイBarがあり、その何軒か先の安宿に泊まった。 その安宿で出逢ったロシア人4人組みと毎日飲み明かした記憶は鮮明である。後は、冬という季節もたすけてか、街全体に素敵なシュールさが漂っていた。 そして、チェコのBEERは本当に美味しかった。そんな具合の記憶である。

でも、私はポーランド、ハンガリー、ブルガリア、クロアチアと並ぶ位チェコが好きである。
なぜと問われると、答えに窮するがとにかくなにもかも魅力的であった。

たまたま、渋谷のチェコ料理のお店「ano」のHPを開いていたら大使館でチェコ映画の上映会があることを知った。よく読んでみると、チェコ語音声の英語字幕であるという。なんとかなるかなという気持ちで早速参加希望メールを送った。

当日。広尾駅で降りて大使館を目指した。外国を旅している錯覚に陥り街はどこか私の心を弾ませ、そして旅に行きたい衝動を彷彿させる。

チェコ大使館はとてもお洒落な建物であり、建築をみるという視点で訪れても楽しめるような気がした。流暢すぎるほど流暢な日本語を話す素敵な館長さんに迎えられ入った大使館で、沢山のチェコ人に逢った。なんだか、その事実が更に私をあの時の時間に戻し、楽しませてくれるのである。

「KARAMAZOVI」はドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」に絡んだ話である。2009年のアカデミー賞にノミネートされているとか・・・。

私がドストエフスキーの作品である「カラマーゾフの兄弟」を読んだのは随分と昔のことであるが、鮮明に記憶に残っている好きな言葉がある。

☆この地上では、こうして馬鹿げたことが必要すぎるくらい必要なんだよ。この世の中は馬鹿げたことの上に立っているので、それがなかったらもしかすると、この世には何事も起こらなかったかもしれないくらいなんだ。われわれは知っていることしか知りやしないんだ。☆

☆女の心は何ともあっさりと信じやすく、移り気で、しかも背徳的だ。☆

☆この地上にに生きとし生けるものはまずその生を愛さなければならない。☆

作家であり監督であるペトル・ゼレカンの訴えかけたものをゆっくりと考えていきたい。そして、また、ドストエフスキーの作品を紐といてみよう・・そう思った。

In its portrayal of searching for God and attempts to prove and reject its existence,a line of reason emerges:if there is no God.everything is permitted.

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