1/30/2009

影。


                               マドリッドで散歩。
                                    
人が辛い思いをしているのをそばで見るのと、
自分がその辛さを背負うのと、いったいどちらがラクなんだろう?

そんな言葉をみつけた。

どうなんだろう。ニーチェは同情することは自分が自壊することを助けると説いている。人の辛い姿をありのままで受容することは不可能かもしれない。否、もしかしたら人の辛さをみた瞬間に涙が自然にこぼれてきたら、
その涙はありのままの受容になるのではないだろうか。

太陽の力をかりて、人の心も自分の心も影のように映し出せればいいのにと思うことがある。人の心など、全ては想像の世界である。

なぜなら、私は自分の顔でさえ鏡でしかみることができないのだから。
自分の眼で、鏡ではなく本物の自分の顔をみることは不可能である。

自分さえ確認できない私が、何を確認することができるのだろうか。



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