11/29/2008

学び。

座禅の途中での話し。



地獄の前にあるのが、「餓鬼」である。
常に、飢えと乾きに苦しむのだとか。
食べても食べても、飲んでも飲んでも飢えと乾きに苦しむ
・・・そんな辛いことはないだろう。 想像すら難しい。

「知足」
足るを知る。
最近はECOブームである。それについて友人とスタバで語った。
姉さんの周囲はecoに関心のある人、それを実行している人がとても多いのだと言う。私の周囲を見渡す限り、あまりそう思うことはない。自分も含めた話であるが。でも最近ecoがひとつのブランドになっていることに、いささか疑問を持っている。 確かに、多くの人が関心をもつという意味では多少ブランドのようになるのは仕方のないことなのだろう。けれども、こうもeco商品が増えると、ecoに便乗しているような錯覚?に陥るのである。本来のecoとは、必要以上に物を買ったりしないで、今あるものを大事にすることにあるのではないか。そんな話をしていた。

ということで、座禅で「知足」がでてきたときにシンクロしたぁ!と軽く興奮したのである。お坊さんが問いかける。

「本当にそれは、貴方に必要ですか?」
「本当に、貴方はまだ何か食べたいのですか?」

必要以上に物を持つ必要はないし、必要以上に食べることはしなくていい。
それが、本当のecoである。

お坊さんの話に大きく頷いた。

そういえば、ギリシャの哲学者であるアリストテレスもこう言っていた気がする。
『幸福はみずから足れりとする人のものである』

座禅。

座禅
久々に、座禅を組んだ。  ひとつ、ふたつ、みっつと自分の呼吸を数える。静寂の中に身をおいて、頭の中身を無にしなさいと言われる。これが本当に難しい。静寂の中で聴こえてくるのは、風が窓ガラスを打ちつける音、座禅をしている人たちの息の音・・・・普段は聞き逃すような音たちが聞こえてくるのである。静寂の中に身をおいても頭の中は無にならない。お坊さんに両肩をバシッと叩いてもらった。無になることはできなかったけれど、その後、体が軽い。一夜明けた今日もなんだか調子がいい。いつも以上に仕事も楽しかったし頑張れた。前向きに先のことを考えることもできた。きっとそれは、尊敬する旅の姉さんと久々に逢えたことも大きかったのだろうし、旅の兄さんが映画を撮っていると聞いたことも調子のよさに繋がっているのだろう。  でも座禅をくんだことで自分の中で気づけたことがあり、これからも、機会をみつけてはお寺に足を運ぼうと決めた。

ロミ・ユニ・コンフィチュール


ジャムが好きである。私が小さい頃から母がジャム作りが好きなため、今でもジャムができると電話が鳴る。実家に帰ると、小瓶にいれて持たしてくれる。 ロミ・ユニ・コンフィチュールに立ち寄った。美味しそうなジャムが並んでいる。 けれども、ジャムは購入せずに「ジャポネーズ」という品名のゆず・レモン・はちみつのシロップと「タタン」という緑茶とりんごの紅茶の葉を購入した。久々にホットケーキを焼き、タタンを飲みながらシロップの染みこんだホットケーキで朝食を楽しもうかなぁ。

パン屋さんの店先。

           この店先の感じが、またまた私好みである。
           今度は、どこの国のビールと・・・・パンを食べようか
           悩むところである。

鎌倉の美味しいパン屋さん。


友人が最初に紹介してくれたのがこのお店。トマトとアンチョビのパンはガーリックが程よくきいていて、くるみやレーズンや・・・果実が詰まったパンは私好みで・・・・、そして、レバノンとトルコのビールがまたまた私の大好きな国のビールで・・・。

BGMはアフリカ音楽・・そこもまた素敵。

スターバックス。

スタバに入ることって、日常であまりない。
けれども、友人が絶対気に入るはずと言って連れてきてくれた鎌倉のスタバに・・・はまりました。1時間かけても、このスタバには来たい。そう思う場所。 店内も素敵だけれど、テラスも素敵。ここで、物思いにふける時間は最高に贅沢であろう。お気に入りのポシェットにサンクリで購入した、あの小銭入れと鎌倉フリーチケットと本を忍ばせて、近いうちにここに私はいるだろう。  そんな気がする。

紅葉。

          メキシコで出逢った友人と鎌倉散策をした。  
          本格的な紅葉は12月とのことだが、
         お寺の裏の庭は秋を感じさせてくれた。 
         季節の中で一番好きなのは「秋」。   日本の「秋」が好きである。

11/27/2008

冬だなぁ・・・。

現在レッドゾーン。
そんな時人を感じると、普段以上に敏感に反応する私。

同居人が、京都のお土産に私の好きなハンドクリームを
購入してくれた。私が好きなんて知らないはずなのに
・・・こんなリンクが嬉しい。

仕事場の人が私を呼ぶとき名前になった。
そんな些細なことが嬉しい。

金沢でお気に入りだった下着屋さんを池袋で発見。
そこの、店員さんが素敵でなんだか嬉しい。
欲しい下着も購入できて、なお嬉しい。

美味しいお酒を適量飲んで、適度に温まり、
なんだか、よくわからないけれど、
「今日も楽しかったなぁ。」でくくれる、そんな日が好き。

COURRIER Japon を購入したら坂本龍一の
「知られざる世界の民族音楽」のCDが特別付録であり、
一曲目が「エザーン」であったことで、あのイスタンブールでの日々を
思い出す。民族音楽って、何よりもその国を的確に表して
いるように思う。

心の風邪をひいた人に、「気をつけて帰るんだよ。」
って言われて、なんだか涙がでそうになる。
そういえば、そんな言葉言われそうで、なかなか言われない。

私、一人では満足に立ってることもできないかもしれない。
人はひとりでは生きていけない。

心の風邪をひいた人が、部屋で死んでいたのを発見されたと
聞き、その人とつい最近まで会話をしていた・・・その内容が
頭に浮かんでは消える。

人はいつか死ぬ。皆、いつかは死ぬ。
そんな当たり前の事実を知りながらも、やっぱり人の死は何とも
いえない気分にさせる。

ひとり、部屋で苦しみながらいたかと思うと。
冬の寒さなど、「寒い」なんては言ってはいけないなぁ・・って、
そう思って口をつぐみたくなる。
こんなことなら、大好きなケンタッキーのチキン・・・「食べていいんだよ。」
って言ってあげるんだった。 ごめんね、・・・さん。

湯たんぽ。

本当に寒い。
遺伝的な問題。おばぁちゃまから母が受け継ぎ、私が受け継いだ。
貧血と低血圧。 数値に問題はあるが、自覚症状なんて全然ない。
でも、寒さには滅法弱い。

手足はいつだって冷えていて、チアノーゼ状態。
足なんて循環が悪すぎて、しびれてしまう。

そして、この家は隙間だらけだから大変である。
寒くて仕方ない。暖房器具はコタツだけであるが、コタツは
ダメダメになるので、まだださないと同居人と決めた。

ということで、とにかく着る。
重ね着すぎるほど重ね着。

そして、今日は同居人が湯たんぽを作ってくれた。
有難い。

湯たんぽってあったかい。。。
当分はこの暖かさで冬を耐えるかなぁ。

11/25/2008

キャパ。

ちょっとピンぼけ 新版


ハンガリー生まれのユダヤ人。ロバート・キャパ。
ベトナムの戦場で地雷に触れ41歳で死亡。

戦争の残虐と非道を憎みつづけ写しつづけた、報道写真家の手記である。

ピカソの大作「ゲルニカ」を鑑賞しに、マドリッドを訪れた時に、
彼の写真に出会った。

ピカソの「ゲルニカ」とキャパの作品が置かれた空間に、
戦争の無意味さと悲惨さ、そして大きな悲しみがあった。

久々に本棚からこの本をとりだしてみた。
筑紫哲也の軌跡をみたら、なんだか読みたくなったのである。


多くの人がキャパを感じてくれるといいのだが。

26歳のときにみたポーランドのアウシュビッツ、ボスニア、
30代の今、もう一度訪れたいと思った。

11/24/2008

THE BIG ISSUE JAPAN,

普段は荻窪駅周辺にいるおじちゃまか
目白駅周辺にいるおじちゃまから購入する。

107号は茂木健一郎の話が載っているため、
どうしても購入したかったのだが、

いつもいる場所にいないのである。
この寒さが体に応えたのか心配となる。

でも、昨日やっと逢えた。
いつもの笑顔に一安心。

内容も、私の期待どおり。
是非友人たちも購入して欲しい。
とってもお薦めである。
感想は、次号がでたあとで書こうと思う。

・・・ということで、販売場所の駅だけ載せておこうかなぁ。

THE BIG ISSUE JAPAN

■山手線沿線
有楽町駅、 田町駅、 品川駅、 秋葉原駅、 五反田駅、 目黒駅、 恵比寿駅、 渋谷駅、 新宿駅、 高田馬場駅、 目白駅、 池袋駅、
■中央線・総武線沿線
御茶ノ水駅、 水道橋駅、 飯田橋駅、 市ヶ谷駅、 四谷駅、 荻窪駅、 三鷹駅、御徒町駅
立川駅
■東西線 早稲田駅、 飯田橋駅
■半蔵門線 神保町駅、 九段下駅
■銀座線 京橋駅、 日本橋駅、 外苑前駅、表参道駅、虎ノ門駅
■千代田線 明治神宮前
■丸の内線 赤坂見附駅前、 本郷3丁目駅
■大江戸線 六本木
■都営新宿線 小川町
■東京田園都市線 三軒茶屋駅

■JR環状線
大阪駅、 福島駅、 京橋駅、 天王寺駅、
森ノ宮駅
■その他

■地下鉄御堂筋線
淀屋橋駅、西本願寺北御堂前、本町駅、心斎橋駅、 難波駅、 なかもず駅
■地下鉄四ツ橋線
肥後橋駅、 本町駅
■地下鉄堺筋線 堺筋本町駅
■私鉄沿線
京阪線天満橋駅、 阪神線野田駅、 南海線堺東駅

諺。

No pain, no gain.
To err is human, to forgive divine.

11/23/2008

やっぱりからくり。

人生って、やっぱり星野道夫の言うようにからくりだなぁって思った。

久々に逢った親友であり飲み友は、
ここ4年で一番素敵で可愛い顔をしていた。
彼女は私よりいくつか上であるが、
職場の受付と看護師として出逢った。
それから5年位が経つだろうか。

その間、当たり前だけれどお互いに沢山の出来事があった。
最初に逢ったときは離婚問題を抱えていた彼女。
離婚後、現在まで付き合っているひとは、
多額の借金を抱えてそれでもギャンブル
をしてしまうような人。 

彼は確かにいい人であるかもしれない。逢えば、
妹のように心配してくれ可愛がってくれた。
でも、私の大事な友人を いつもいつも、
金銭面から何から何まで心配と迷惑をかけていたから、
私としては好きにはなれず、

人の恋愛には助言しないという自分のルールをいつだって
逸脱して、彼女に彼とは別れるべきであると言っていた。

無論、彼女は大人であり、私よりずっとずっと頭の切れる人であるから、
それを頭では理解していたけれど、いつも言っていた。

「私のエゴかもしれないけれど、私がいなくなったら彼はダメになる気がして。」

その度に、私が「人間って以外と強いものよ。」と言っていた気がする。

そしてその度に彼女は、
「結局はひとりになるのを私が恐怖に感じているのよね。」
とつぶやいていた。

でも、昨日逢った彼女はとても可愛かった。
恋するってこんなに人を可愛くさせるんだって。 しみじみ思う位。 
なんだか、私にまでその空気が伝染してなんだか酔っ払う前から、
異常ににこにこしていたように思う。・・・お互いに。

彼女は新しい人と出会い、すぐにプロポーズされたとのこと。
今の彼とは別れて、プロポーズを受けるべきか否か。・
・・が今回の彼女からの相談であった。

彼女の思った通りに動くのが一番である。
目の前にいる彼女を見れば、その答えは明確であった。

人は、自分で決めていても誰かの一押しが必要なこともある。
勿論、その一押しをしました。
・・・だってこの4年間泣きっぱなしな彼女がこんなにも
笑っているから。こんなにも可愛いから。

その彼は、今彼女が勤めているところの上司だそうで・・・。
彼女が転職したのは、お金にルーズな彼の少しでも
金銭サポートをしようと思ったからで。

皮肉にも、彼のいろんなことによるルーズさが、
今の彼と彼女を引き合わせてしまったのであり、

あぁ。人生ってからくりだぁ・・・。

11/21/2008

予定。

今日は、下の弟が遊びに来ていた。
10歳も離れているため、産まれた時から今に至るまで、
かなり甘やかしている。そんな弟がお酒を飲める歳になった。

家族揃ってお酒が好きなため、弟ももれなくその血を受け継いだ。
あんなに小さかった弟とお酒を飲んでいることに時間の流れを
感じる。   普段寡黙な父や弟たちであるが、お酒を飲むと
徐々に饒舌になっていく。  私と母は元来おしゃべりなため、
いつもと一緒・・・・うぅん、いつも以上になっているかもしれない。

明日は、飲み友達と久々に逢う。
お互い、毎回記憶を飛ばすため安心して飲める友人の一人であると、
いつもお互いに言い合う。 彼女は、私が飲んだ後のひとり反省会を
開かなくてもいい仲間のひとりである。

来週は、旅友の地元である鎌倉に行く予定。
考えてみれば、鎌倉って小学校の遠足以来である。
私に合わした鎌倉ツアーをしてくれるという。
友人と逢うのも、鎌倉を感じるのも久々で胸が高まる。

イギリスから帰国した友人が川崎に在住しているようだ。
花粉がおさまったら逢う約束していたよね?とメールがきた。
大変・・・・うっかりしていたらもう次の花粉の時期が到来してまう。
お互い、動きだすまでが長い。
同じ沿線であるから、年内には顔を見に出掛けなくては。
そう思いながら、また返信を怠っている。

急に寒くなったからか、年の瀬も迫ってきたからか、
突然、いろんなお誘いがやってくる。

勢いにのって、沢山の友人のエネルギーを感じに外にでよう♪
そう思った。  さて、明日はうっかり、飲んじゃおう。
反省会のいらない飲みって以外とないもの。。。

そう言うと、弟にあきれた顔で、
「全く・・・・困った人だ。」と言われてしまった。

バロメーター?

いつものパン屋さんで、6枚切りにしてもらうところを4枚切りにしてもらって。
なんだか、それだけで幸せである。

月に数回、今月は1回の喫茶店のバイト。
常連さんがわざわざ逢いに来てくれたり、
「月に一回しか入ってない日に来れてラッキーだなぁ。」
なんて言われたり、時間の赦す限り深い話をした常連
さんに、これまた感動するようなことを言われたり。

言葉に真実が嘘かなんていらない。
その言葉に根拠なんていらない。

いいのだ。その時、その瞬間、その人が、
私を見てそう言いたいと思ってくれたのなら、
それを真実と捉えたい。

「貴方は大丈夫。もう大丈夫よ。」
そう唐突に言われた。少しばかり成長をした私は、
その言葉を素直に頂いた。

そう、私は大丈夫。大きな軌道修正はもうあの時に終えたから。
これからは、小さな修正をかけながら生きていく。

だから、4枚切りにしてもらったパンの表面に6つの切れ目をいれて、バターをのせて、
こんがりと焼き、おとし立ての珈琲とともに食す。

美味しいと思いながら、食事をできる間は私は幸せなのである。

そういえばなんでだろう(笑)

最近、旅人と話すことが多いせいか、
それとも、JTBの社長の話があまりにも
心に響いたせいなのか・・・・。

旅のことをよく思い出すし、人と話す。

同居人も旅人である。
同居人の言葉に大きく頷いた。

「今までの旅の思い出は財産だと思ってる。
おばあちゃんになって体が不自由になって、
旅に出られなくなっても、思い出で楽しめる
でしょ。だから財産。」

沢山の旅で覚えているのって、
突然マイナスの世界の国でシャワーがお湯から水に変わり凍えたこととか、
間違えた電車に乗って全然違う場所に行ってしまったとか、
混合の宿とは知らず、隣のベッドに見知らぬ男の人が寝ていたとか、
検問にひっかかり、警察官にバスから降ろされて尋問をうけたとか、
もう、そんなアクシデントばかりである。

そういえば、旅人って集まると必ず話すこと。
それって、貧乏自慢である。

あの国でいくらの宿に泊まったとか、
否、もっと安く泊まれたとか、
あの宿なんて、こんなぼろいんだとか、
否、こっちなんてもっとすごいよ。とか、
そんなことばかりである。

いかに、少ないお金で楽しく長く旅をできるか。
つまりは、どれだけ生きるエネルギーが強いか、
各々競い合っているのである。勿論、無意識的
にではあるが。

あぁ、やっぱり旅って面白い。
今行きたい所。

1、小豆島(香川県)
2、五島列島(長崎県)
3、アンティーブ(南フランス)
4、チェコ(プラハではなくて・・・。)
5、モロッコ
6、ブータン
7、与論島
8、サンクトペテルブルグ(ロシア)
9、バァロリス ゴルフ・ジュアン(フランス)
10、倉敷(岡山県)

もう一度訪れたいところもあれば、行ったことのない地もある。
燃油料が下がるまでは、青春18切符のお世話になろうかなぁ。

でも今一番楽しいこと。
週に1回の医療論文の授業。
自分の知らなかった道を知るって楽しい。

そういう意味では、勉強と旅は通じているように思う。
さてと、知らなかった道をゆっくりと歩こうかな。

角田光代。

さがしもの (新潮文庫 (か-38-4))


私の友人であればきっとこの本の深さと素敵さを理解してくれるだろう。
・・・と偉そうなことを言ってしまったが、本当に素敵な本なのである。

私を旅に駆り立てたのは「沢木耕太郎」であるが、
その気持ちを持続しているのは、彼女の存在が大きいように思う。

この本はいくつかの短編で成り立っている。
旅をベースにしているものもあるが、テーマは「本」である。

彼女のあとがきより。
「私は面白いと思えない本を読んでも「つまらない」と
決めつけないようになった。これはやっぱり人と同じだ。
百人いれば、百人の個性があり、百通りの顔がある。
つまらない人なんていない。残念ながら相性の合わない人も
いるし、外見の好みもあるが、 それは相手が解決する問題
ではなく、こちら側の抱えるべき問題である。つまらない本
は中身があつまらないのではなくて、相性が悪いか、
こちらの狭小な好みに外れるか、 どちらかなだけだ。
そうした時間がたってみれば、合わないと思っていた相手と
ひょん なことからものすごく近しくなる場合もあるし、
こちらの好みががらりと変わることも ある。つまらない、
と片付けてしまうのは、書かれすでに存在している本に対して、
失礼である。」


そう思う。愛すべき作家でありロシア通訳者であった米原万理さんが言っていた。「通訳者になってよかったことは、同時通訳するためにはいろいろな分野に精通して いないといけないので、プライベートであれば絶対に読まないような本を沢山読むこと。 意外な発見もあるし、視野も広がる。」 確かそんなことを言っていたように思う。


私もなるべく、偏った読み方はしないように心がけている。
父の書斎や、母や弟たちの本棚の本からpick upしたり、
図書館でも必ず全て回るようにしている。
普段、自分では絶対お金をだして買わないような本から、
得られることって、意外にも多いのである。


短編の中のひとつにこんな言葉がある。
「かなしいことをひとつ経験すれば意味は変わるし、新しい恋をすればまた意味が変わるし、未来への不安を抱けばまた意味は変わっていく。みなみのように、文字を目で追いながら涙ぐむこともある。声をだして笑うこともある。一年前にはわからなかったことが理解できると、私ははたと思い知る。自分が今もゆっくり成長を続けていると、知ることができるのだ。」

JTBの社長の言葉で感じたこと。

私の好きなTV番組「カンブリア宮殿」にJTBの社長が出演していた。
旅は好きであるが、JTBは敷居が高く利用したことはない。
けれども、TVではあるが彼に逢って心が動く。

とても素敵な人であった。

彼のモットーは、「過去に感謝、未来に希望を。」
村上 龍の「何のために働いているのですか?」問いに、
「平和のために働く、もっと正直にいえば家族の為に。社員も家族と思っています。」

そんな言葉に彼が凝縮されているように思う。
そして、惹かれる。


写真に写っているのは、ボスニアを旅した時の街の風景である。
ボスニアの内戦の跡は2005年に旅をした時も大きく残存していた。
街のいたるところに爆撃をうけたままの建物があり、 墓地があった。


若者の旅離れが急速に進んでいる。
街頭インタビューの言葉に落胆した。
「お金と時間なんてかけなくても、ハイビジョンで観ればいいし。」

ボスニアでお世話になった人達。
ブルガリアで友人となったイスラエル在住のユダヤ人の彼。
ミュンヘンで友人となったウィーン在住の中国人の彼。
フッセンで友人となったロシア在住の韓国人の彼女。
バッハラッハで友人となったドイツ在住の彼。
ブルガリアでお世話になったブルガリア人の彼女。
チェコでお世話になったチェコ人の家族。
ギリシアでお世話になったギリシア人の彼。
トルコでお世話になったトルコ人の彼。
ハンガリーでお世話になったハンガリー人の彼。
フランスでもスペインでもイタリアでも・・もう訪れた国では
いつだって沢山の人に出会いお世話になった。

もうそんな風に考えると、日本だけでなく、
沢山の国の人にお世話になり今の私は存在する。
誰もが、自分がお世話になった人や好きな人がいる国と
戦争をしたいとは思わないだろう。自分の大事な人が一人
でもその国に存在すれば、その人の愛する人達も大事
思うだろう。そんな風に考えていくと、やっぱり世界を知る
ことはJTBの社長の言うように、

「世界を平和にすること。」に繋がるのだろう。

11/18/2008

親しらず。

親しらずを抜いた。
抜くのに2時間半を要した。
その大半を開口していたためか、
4針も縫合したからか、
とにかく、クスリを飲み続けて
同居人に怒られてしまうくらい、
それ位痛い。

朝、起きるとあの痛みはないけれど
ほっぺが腫れている。

口もあまり開かない。

元来、ほっぺは膨らんでいるから
人からみれば「うん?腫れているかなぁ?」
という感じであろう。

でも、何度鏡をみても腫れている。
もうそれだけで憂鬱。

珈琲をドリップして飲んでも、
いつものように幸せな気分にはならない。

これから、歯医者さんに行って消毒をしてもらい
塾に行って、夜勤に行って・・・。

顎の骨まで削って抜いた親しらず。
見せてもらったら、粉々になっていた。

私とともに生きてきた歯なのに、
最初で最後の出会いなのに、
私の歯は粉々であった。
なんだか悲しいのはなぜだろう。

もう、いないのね。


さようなら。

11/16/2008

ちょっと前の過去。

旅に出たくなる自分を抑えるために図書館に行ったのに、
「イスタンブールの記憶」という、いかにも旅に出たい自分を更に
高める本をかりてしまう。

「私一生ひとりかもしれない・・・。」なんていう漠然とした気持ちを
ぶつけるために電話をしてきた愛しい友人に、

「旅にでたくなっちゃった・・・。」
とつぶやいたら、

「貴方と私の慢性病だものね。」
と笑われる。

「上司にプロポーズされたの・・・それなのに、今から彼の待つ家に
帰らなくてはいけないの。」
というやや重ためで彼女らしいメールに、「生きているなぁ。」
と思う。

気づいたらお財布に300円しかなくて、ちょっと困ったけれど
物価の安い商店街で、ほうれん草一束ともやし、そして卵を
買えたから、今日はお金はおろさないことにした。
なんと残金35円。   なんてことと思いながらも、
にやりと笑う私。  本当、なんてこと。

「お友達のお家にいってくる」という同居人を可愛いなぁって思う。
本当は彼の家にお泊りに行くのを知っているのよ。
なんだか、母親になった気分に陥る。

成城石井で小豆島のオリーブを購入。なんて美味しいのだろう。
こんな美味しいオリーブ食べたことない。ということで、
大量に購入する。最近オリーブの消費量が激しい。
私、いつからこんなにもオリーブが好きになったんだろうか?
思い出せないなぁ。

心の風邪をひいた人に「私は生まれてきたことが間違いだった。」
って言われて、また混乱する自分がどこかにいる。
人が悲しい気分に陥っているのをみるのって、悲しい。


明日は親しらずを抜く日。かなり厄介な親しらずらしい・・・。
あぁ、歯医者さんって大嫌い。

11/09/2008

笑う。 の続き。

イルカ


天気が良い休みの日。あえて予定はいれず、一日を自分のものにした。
けれど・・・同居人を仕事に送り出して考える。
「さて何をしようか?」

とりあえず、お散歩をしようと思い隣町まで歩くことにした。
お散歩を終える途中、そういえば珈琲の豆がきれていることに気付き、
やなか珈琲に立ち寄った。  入った瞬間、サルサの音楽が私の身を包む。
その心地よさと今日のお薦め珈琲がメキシコであることに心惹かれ、
豆を炒って貰うまでの時間、珈琲を楽しむことにした。

鞄にさっき購入した「イルカ」があることを思い出す。
ばななの本は読破しているが、この「イルカ」を読んだ記憶が思い出せない。
ということで、単行本になったこの本を購入したわけであるが。

珈琲とサルサ、そして「イルカ」。
このなんともいえない感じに軽いめまいを感じながら読み進めていった。

なぜか、最近の自分とシンクロする「イルカ」に多少の戸惑いと嬉しさを感じる。
登場人物である「吾郎」を彼にスライドさせては、なんともいえない気分となる。

忘れたはずの、
置き去りにしたはずのあの思いがヨミガエル。

そして、恋するってこんな感じだったなぁと思う。
久々に恋文を書こうかなぁ・・・なんて気分にも陥る。

紙の端切れに、今の思いを綴ってみた。
もうそれで満足。

もう二度と逢わないかもしれない相手に再び恋をした4日間。
でも、もうわさわさしていた気持ちに終止符を打った。

「イルカ」を読み終えるのと、珈琲を飲み終えるのと、お散歩を終えるのと、
同時に・・・。

11/06/2008

笑う。

                  「笑う」って大事だ。「笑う」って素敵だ。
     笑う」って行為が幸せであると証明してくれる。
     そう、「笑う」って幸せを表現するひとつの手段。
     どんなに自分が今幸せであるのかを言葉で証明するよりも、
     笑う」ことのほうがずっとわかりやすい。


友人が、辛いことの後には幸せが必ずくるのよ。
いつだってそうだったでしょ。そう、私に語りかける。
でも、私は首を横にしか振れない。たてに「こくん。」
とできないのである。明日はいつだって新しい日だって
言い聞かしても「こくん。」とできない私。
そんな自分にいつだってうんざりする。
でも、友人の言うことはいつだって正しい。
私にとって幸せな時間がやってきた。

その時間はいつだって唐突にやってくる。だから、いつだって準備ができない。でもそれでいい。それがいい。 私にとってそれが相手との大事な距離である。そう気づいたからである。

昔のように、相手が何を思って、何を考えて私と逢うのかなんて、そんな自分を苦しめることは考えないことにした。わからない答えを求めて、自分を苦しめて、せっかくの素敵な時間を心の隅に追いやりたくないないから。 どうせ、相手の気持ちなんてわからないんだから・・・。  真実は知らないことのほうが生きやすい。知らないほうが世の中を音をたてて歩ける気がする。そう、知ってしまうことで、音を立てずに歩く術を見つけなくてはいけないのだから。

相手の日常に、自分という存在が一瞬でも過ぎったことが、ただただ嬉しい。
忙しい日常で、私と時間を共有するという選択をしてくれたことがとても嬉しい。

最近の自分は混乱することばかりで全てが空回りしていた。
でもそんな日々はたったひとりの存在で無になる。

大なり小なり・・・・出会いには必ず別れがある。
「さようなら、ありがとう。」と告げた時は「笑顔」である。
でも、やっぱり別れを実感する時がやってくる。
昔の私は随分と引きずっていた。

次はいつ逢えるのか?本当に逢えるのか?もう逢えないかもしれない。
そんな自分自身との問いかけに苦しんでいた。

今だって、その気持ちは全くないわけではない。
でも、あまり引きずらなくなった。
成長できたのか?大人になったのか?

でも昨日も今日も無理。
そんなにすぐには元気になれない。

だから、アリーをみて・・・料理をして・・・同居人の帰りをまつ。
きっと、もうすぐ元気になる。

こないだのスペイン旅行で友人と笑っている写真を机に並べてみた。
とても幸せそうな私がそこに凝縮されている。

そうだ、私「笑う」んだった。